なぜ今、「くすみダーク」が必要なのか?:市場背景とキャラデコの課題
近年、パーソナルカラー診断、骨格診断、顔タイプ診断といった「診断ツール」が普及し、「自分に似合うかどうか」を重視してヘアカラーを選ぶお客様が増えています。
その結果、ハイトーン、ダークトーン、色相を問わず、個々の「似合う」カラーを提案・表現できる能力が求められています。
この「似合う」需要が高まる中で、トレンドとして浮上しているのが、色がうっすらと感じられ、やわらかく肌なじみがいいことが特長の「くすみ」カラーです。
しかし、中野製薬のキャラデコ ブランドの現状を見ると、幅広い色相のアイテムを展開しているにもかかわらず、ダークトーン領域のアイテムが少なく、提案が希薄になっているという課題がありました。
このダークトーン領域の幅広いアイテム展開の不足は、他社ブランドにおいても同様に見られます。

こうした背景から、キャラデコは、汎用性の高い「くすみダーク」アイテムを複数展開することで、現在の美容師の皆様に求められる「ひとりひとりの『似合う』をつくれるブランド」を目指します。
「ダスキーカラー」のコンセプトとターゲット
DUSKY COLOR(ダスキーカラー)とは
ダスキーカラーの「dusky」とは、「薄暗い」 「ほの暗い」 「くすんだ」といった意味を持ちます。
この新シリーズは、個性を引き出す、「くすみダーク」をコンセプトに開発されました。

提案価値:デザインの引き出しの増加
お客様が「自分に似合うデザイン」を求める今、この「くすみダーク」をきっかけとして提案の幅を広げることが、お客様の個性を引き出すデザイン創出に繋がり、お客様に選ばれる美容師になるための道筋となります。
このダークトーンでの複数ラインアップ展開により、ハイトーンからダークトーンまで幅広い提案が可能となり、ひとりひとりの「似合う」をつくることができます。
製品特長:狙い通りの仕上がりを実現
特長① トレンドの質感「くすみ」×ダーク
色がほんのり感じられる「くすみカラー」は、やわらかく、肌なじみが良いため、多くの人に似合うカラーです。
これにより、「ひとりひとりに似合う」デザインの提案が可能になります。
特長② 美容師様の使用シーンを考えた染料設計
トーンの見誤りや、色ブレ・色ムラといった起こりうるミスが回避できるよう、色ごとに求められる発色や課題を考慮し、染料の種類や濃さ、彩度等を調整しています。
これにより、狙い通りの仕上がりとなり、確実にひとりひとりに「似合う」デザインがつくれます。
染料濃度とアルカリ(ブリーチ力)は、3トーン相当となっています。
ラインアップ詳細とアイテムごとの特長(全7色)
ダスキーカラーは、以下の7アイテムで構成されています。
D violet/du(ダスキーバイオレット)

ブリーチ毛・カラー毛に対し、強すぎず弱すぎない程よい紫の発色で、光に透かすとわかる紫を実現。
ダメージ部分の沈みを抑え、ムラができにくい設計です。

色素配合表

D bordeaux/du(ダスキーボルドー)

ブリーチなしでも赤色がはっきりとわかる強い発色実現。
トレンドのくすみ感を残しつつ、カラー毛でもはっきりとした発色を実現します。

色素配合表

D olive/du(ダスキーオリーブ)

赤みを消す用途で使われることが多いアイテムです。
緑が強く出すぎず、自然に赤みを消せるくすみオリーブカラーです。

色素配合表

D blue/du(ダスキーブルー)

くすみ感があり、ほんのり発色するブルーに設計され、ダメージ部分の沈みを抑え、ムラができにくいです。

色素配合表

D brown/du(ダスキーブラウン)

嫌な寒色が出ない、狙い通りのナチュラルカラーを実現します。

色素配合表

D taupe/du(ダスキートープ)

D brown / duと同様に、嫌な寒色が出ない狙い通りのナチュラルカラーを実現します。

色素配合表

D fog/du(ダスキーフォグ)

ブリーチ毛に対し、ベースによって青・緑みが出てしまうことがある課題に対応。
青み、緑みの出ないニュートラルなグレーに設計されており、別のカラーと使用して色味のくすい感調整が可能です。

色素配合表

活用例:クリア(CLEAR-t)とのミックスで明度調整
ダスキーカラーは、クリア(CLEAR - t)と組み合わせることで明度調整(明るさ調整)が可能です。
例えば、D violet / duやD bordeaux / duを、ベースの明るさが9Lvや14Lvの毛に対し、Dusky Color:CLEAR - tを 1:1、1:3、1:10といった比率で混合することで、様々なトーンダウンのレベルを表現できます。

中野製薬 キャラデコ ダスキーカラーは、「トレンドの質感『くすみ』× ダーク」と「美容師様の使用シーンを考えた染料設計」、そして「汎用性の高い幅広いラインアップ」を兼ね備え、お客様とのコミュニケーションを深め、オンリーワンカラーの提案を力強くサポートします。