パーマの仕上げで、こんな経験はありませんか?
「リッジをしっかり出したいけれど、固めすぎたくない」 「ツヤは欲しいけれど、重たく見せたくない」 「ワックス、バーム、ムース、ジェルグリースのどれを選べばいいか迷う」
同じパーマスタイルでも、仕上げに使うスタイリング剤が変われば、カールの見え方やツヤ、束感、ボリューム感は大きく変わります。
特にメンズパーマでは、スタイリング剤の選択が仕上がりだけでなく、お客さまが自宅でスタイルを再現しやすいかどうかにも関わってきます。
ホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、20代男性の1年以内のパーマ利用率は年々上昇し、2025年には22.2%となりました。
2026年1月のフリーワード検索でも、「パーマ」に加えて「フェザーパーマ」 「ニュアンスパーマ」 「ダウンパーマ」 「シャドウパーマ」など、具体的なパーマデザインが上位に入っています。
出典:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー
こうしたパーマデザインの広がりに対応するスタイリングブランドとして、2026年10月21日に発売されるのが、タマリスの「ECLE(エクレ)」です。
この記事では、ECLE(エクレ)を構成する4商品の特徴と違い、美容師・理容師目線での選び方を詳しく解説します。
ECLE(エクレ)とは?
ECLE(エクレ)は、パーマデザインの表現を引き出すために構成された、4種類のスタイリングアイテムです。
ブランド名の背景にあるのが、「Eclecticism(エクレクティシズム)」という考え方。
これは、一つの考え方やスタイルに固執せず、異なる要素を取り入れて融合させることを意味します。
ブランドメッセージは、
「Edit your style. 自分らしさは、変わり続ける。」
同じパーマでも、ドライで軽い質感にしたい日もあれば、ツヤと束感を強調したい日もあります。
ECLE(エクレ)は、スタイルを一つの完成形に固定するのではなく、質感や動きを変えながら、その人らしい表現を引き出すことを目指したシリーズです。
パッケージには、多様な価値観が混じり合う様子を表現した「リッチグレー × マーブル柄」が採用されています。
なぜパーマの仕上げにはスタイリング剤の使い分けが必要?
パーマの仕上がりを考えるときは、単純なセット力だけでなく、次の要素を見ることが大切です。
- ツヤを出すか、マットに仕上げるか
- カールのリッジを強調するか、空気感を残すか
- 細かな束感を作るか、大きくラフに動かすか
- タイトに収めるか、ボリュームを見せるか
- しっかり固定するか、やわらかさを残すか
例えば、セット力が強くても、ツヤが低くエアリー感の高いスタイリング剤と、ツヤと束感を強く出すスタイリング剤では、完成するデザインは異なります。
つまり、パーマの種類だけで選ぶのではなく、「そのパーマをどのように見せたいか」まで考えるのがポイントです。
ECLE(エクレ)には、マットワックス、ニュアンスバーム、ジェルグリース、スタイリングムースという異なる4つの剤型が用意されています。
ECLE(エクレ) 4商品の違いを比較
以下は、5段階評価を整理したものです。
| 商品 | セット力 | ツヤ | 束感 | エアリー感 | リッジ感 | 洗い落ちやすさ |
| マットワックス | 4.5 | 1 | 2 | 5 | 2 | 5 |
| ニュアンスバーム | 3 | 5 | 4.5 | 1 | 3 | 3 |
| ジェルグリース | 5 | 4 | 5 | 1.5 | 3.5 | 5 |
| スタイリングムース | 3 | 3 | 3.5 | 4 | 5 | 5 |
※数値はECLEシリーズ内での相対的な比較です。
比較すると、それぞれの役割がはっきり分かります。
- マットワックス:ドライな質感と空気感
- ニュアンスバーム:やわらかなツヤとまとまり
- ジェルグリース:強いセット力とツヤのある束感
- スタイリングムース:パーマのリッジと立体感
「セット力が高いものを選べばよい」というシリーズではなく、作りたい質感に合わせて剤型を選ぶ設計になっています。
ECLE(エクレ) マットワックス|ドライな質感と軽やかな立体感
商品概要
- 容量:100g
- 希望小売価格:2,200円(税込)
- セット力:4.5
- ツヤ:1
- エアリー感:5
- 洗い落ちやすさ:5
ECLE(エクレ) マットワックスは、ドライな質感と軽やかな動きで、ラフな立体感を作るスタイリングワックスです。
セット力はシリーズ内で2番目に高い一方、ツヤは最も低く、エアリー感は最高評価。
重く見せずに、束感やボリュームをコントロールしやすいポジションです。
こんな仕上がりに向いています
- ツヤを抑えたドライなパーマスタイル
- 根元の立ち上がりや空気感を見せたいデザイン
- ラフな毛流れや無造作感
- ナチュラルとエッジの中間を狙いたいスタイル
- ボリュームをつぶさずにセット力を加えたい場面
リッジをくっきり見せるというより、パーマによって生まれた動きをほぐしながら、立体的に見せたいときの選択肢です。
ツヤの強いスタイリング剤では重く見えやすい細毛・軟毛の場合も、軽さを優先したい場面で候補になりやすいでしょう。
ただし、実際の使用量は髪質や毛量に合わせて調整してください。
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ECLE(エクレ) ニュアンスバーム|繊細なツヤと自然なまとまり
商品概要
- 容量:40g
- 希望小売価格:2,750円(税込)
- セット力:3
- ツヤ:5
- 束感:4.5
- リッジ感:3
ECLE(エクレ) ニュアンスバームは、やわらかな質感で、髪に自然なまとまりと動きを与えるスタイリングバームです。
ツヤはシリーズ内で最も高く、束感も4.5と高め。
一方で、セット力は中程度に抑えられています。
強く固めるのではなく、繊細なツヤとエアリーなニュアンスを加え、ラフでこなれた印象に仕上げるタイプです。
パーマスタイルやミディアムレングスにもなじみやすいです。
こんな仕上がりに向いています
- やわらかなツヤを見せたいスタイル
- 固めすぎない自然な毛流れ
- ミディアムレングスのパーマ
- センターパートなどのニュアンスデザイン
- 毛先をまとめながら、動きを残したい場面
マットワックスと比べると、空気感よりもツヤとまとまりを重視した設計です。
また、ジェルグリースほど強く固定せず、やわらかい表情を残しやすいのも違いです。
「パーマをしっかりセットしたように見せる」というより、「もともとの髪が自然に動いているように見せたい」ときに選びやすいアイテムといえます。
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ECLE(エクレ) ジェルグリース|セット力と上品なツヤを両立
商品概要
- 容量:100g
- 希望小売価格:2,200円(税込)
- セット力:5
- ツヤ:4
- 束感:5
- 洗い落ちやすさ:5
ECLE(エクレ) ジェルグリースは、ジェルのセット力とグリースのツヤを併せ持つスタイリングアイテムです。
セット力と束感は、どちらもシリーズ最高評価。
ツヤも4と高く、4商品の中では最もメリハリのある仕上がりを作りやすいポジションです。
程よいホールド感と上品なツヤによって、やわらかな束感からタイトなスタイルまで表現できます。
こんな仕上がりに向いています
- ツヤと束感をしっかり見せたいスタイル
- タイトに収めるパーマデザイン
- ウェットな質感を加えたい場面
- ラフさを残しながら、形は崩したくないスタイル
- クラシック、モード、ビジネス寄りの仕上がり
ニュアンスバームとの大きな違いはセット力です。
どちらもツヤを表現しやすい商品ですが、やわらかなニュアンスを残すならバーム、輪郭や毛流れをより明確にコントロールするならジェルグリースという基準で整理できます。
エアリー感は低めなので、ふんわり広げるよりも、ボリュームをコントロールして引き締めたいデザインに向いています。
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ECLE(エクレ) スタイリングムース|パーマのリッジを引き出すワックス発想のムース
商品概要
- 容量:180g
- 希望小売価格:2,200円(税込)
- セット力:3
- ツヤ:3
- エアリー感:4
- リッジ感:5
- 洗い落ちやすさ:5
ECLE(エクレ) スタイリングムースは、軽やかな泡で髪になじみ、ワックスのように自由に形を変えられるスタイリングムースです。
最大の特徴は、シリーズ最高評価となるリッジ感。
エアリー感も4と高く、パーマの動きをつぶさず、カールやウェーブの立体感を見せやすい設計です。
ナチュラルな動きから、リッジのある束感スタイルまで対応し、自然なホールド力でキープします。
こんな仕上がりに向いています
- パーマのリッジをはっきり見せたいスタイル
- カールやウェーブを全体的に再現したい場面
- 動きと空気感を両立したいデザイン
- ワックスでは塗布ムラや重さが気になるスタイル
- やわらかさを残しながら立体感を出したい場合
マットワックスもエアリー感に優れていますが、得意な見せ方は異なります。
マットワックスはドライな動きとボリューム、スタイリングムースはカールやウェーブのリッジを見せるのが得意です。
パーマそのものの形を主役にしたい場合はムース、パーマをほぐしてラフな立体感に編集したい場合はマットワックス、という使い分けが分かりやすいでしょう。
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美容師・理容師目線で見るECLE(エクレ)の選び方
1. ツヤを出すか、抑えるか
まず見るべきポイントはツヤです。
- ツヤをできるだけ抑える:マットワックス
- やわらかく繊細なツヤ:ニュアンスバーム
- 上品で明確なツヤ:ジェルグリース
- ツヤと軽さの中間:スタイリングムース
ドライな質感とウェットな質感では、同じカールでも印象が大きく変わります。
カジュアルでラフに見せたいならマット寄り、モードやクラシックに見せたいならツヤ寄りという考え方が基本です。
2. 空気感とリッジ感のどちらを優先するか
ふんわりした空気感を出したい場合と、カールの輪郭をくっきり見せたい場合でも選択が変わります。
- 空気感を最優先:マットワックス
- 空気感とリッジ感の両立:スタイリングムース
- やわらかなまとまり:ニュアンスバーム
- タイトな束感:ジェルグリース
マットワックスとムースは、どちらも軽さのある仕上がりですが、ワックスは「動きを作る」、ムースは「パーマの形を引き出す」という違いがあります。
3. どこまで固定したいか
セット力の順番は、次のように整理できます。
- ジェルグリース:5
- マットワックス:4.5
- ニュアンスバーム:3
- スタイリングムース:3
強いセット力とツヤの両方が必要ならジェルグリース。
ツヤを抑えたままホールドしたいならマットワックス。
自然なまとまりややわらかさを残したいならニュアンスバームまたはスタイリングムースが候補になります。
仕上がり別・ECLE早見表
| 作りたい仕上がり | 選びやすい商品 | 選定理由 |
| ドライでラフなパーマ | マットワックス | ツヤを抑えながら空気感とセット力を出しやすい |
| やわらかなツヤと毛流れ | ニュアンスバーム | 固めすぎず、まとまりと繊細なツヤを加えやすい |
| ウェットな束感 | ジェルグリース | ツヤ・束感・セット力のバランスが高い |
| タイト、クラシックな仕上がり | ジェルグリース | ボリュームを抑え、輪郭を明確に見せやすい |
| パーマのリッジを強調 | スタイリングムース | シリーズ内でリッジ感が最も高い |
| ふんわりしたウェーブ | スタイリングムース | エアリー感とリッジ感を両立しやすい |
| ミディアムの自然なニュアンス | ニュアンスバーム | やわらかなまとまりとツヤを作りやすい |
| 洗い落ちやすさを重視 | マットワックス、ジェルグリース、スタイリングムース | 洗い落ちやすさが最高評価 |
4商品共通の香り「Urban Jasmine」
ECLE(エクレ)の4商品には、共通フレグランスとして「Urban Jasmine(アーバンジャスミン)」が採用されています。
清潔感のあるフローラルと、やわらかな甘さを組み合わせた香りです。
トップノート
ベルガモットやマンダリンなどのシトラスに、ほのかなアプリコットの甘さを重ねた爽やかな印象。
ミドルノート
ジャスミンを中心に、ガーデニアやローズが重なる上品でやわらかなフローラル。
ラストノート
アンバーとムスクに、バニラのほのかな甘さとシダーウッドの落ち着きが加わります。
4商品の香りが統一されているため、剤型を変えてもシリーズとしての印象が大きく変わりにくいのも特徴です。
ECLE(エクレ)についてよくある質問
ECLE(エクレ)の中で、パーマに最も向いているのはどれですか?
パーマのリッジを最優先する場合は、スタイリングムースが選びやすいでしょう。
一方、ドライでラフな動きに見せたい場合はマットワックス、やわらかなツヤを加えたい場合はニュアンスバーム、ウェットな束感と固定力が必要な場合はジェルグリースが候補になります。
「パーマだからムース」と決めるのではなく、最終的に見せたい質感から選ぶことが大切です。
セット力が最も高い商品はどれですか?
最もセット力が高いのはジェルグリースです。
次にマットワックスが続きます。
ツヤを出しながら固定したい場合はジェルグリース、ツヤを抑えながらホールドしたい場合はマットワックスが選びやすいでしょう。
ツヤが最も出る商品はどれですか?
ツヤの評価が最も高いのはニュアンスバームです。
ただし、ニュアンスバームはやわらかなまとまりを重視した設計です。
ツヤに加えて強いセット力や束感が必要な場合は、ジェルグリースが向いています。
洗い落ちやすさに違いはありますか?
マットワックス、ジェルグリース、スタイリングムースの洗い落ちやすさが5、ニュアンスバームが3と評価されています。
スタイリング剤の残りやすさが気になる場合は、この違いも選定基準になります。
まとめ|ECLE(エクレ)は仕上がりから逆算して選ぶ4アイテム
タマリス ECLE(エクレ)は、パーマデザインを一つの質感に固定するのではなく、ツヤ、束感、空気感、リッジ感を変えながら表現できるスタイリングシリーズです。
- ドライな動きと空気感:マットワックス
- やわらかなツヤとまとまり:ニュアンスバーム
- 強いセット力とツヤのある束感:ジェルグリース
- パーマのリッジと立体感:スタイリングムース
ここがポイントです。
「どの商品が一番優れているか」ではなく、「今回のパーマをどう見せたいか」で選ぶことが、ECLE(エクレ)を使い分ける基準になります。
髪質、レングス、パーマの強さ、求めるツヤ、必要なセット力を確認しながら、仕上がりに合った1品を選んでみてください。