白髪は気になるけれど、暗く重たい白髪染めにはしたくない。かといって、毎回ハイライトやブリーチを組み合わせるのは、髪への負担や施術時間が気になる——。
そんなお客様への新たな選択肢となるのが、ハイライトを使わずに白髪と黒髪を自然になじませる「ワンカラー白髪ぼかし」です。
2026年10月1日、ウエラ コレストン パーフェクト+のLUXE COLOR COLLECTION(リュクスカラーコレクション)に、/ 79 ノーブルブラウンと/ 86 モーヴが登場します。
今回の新色は、一般的な白髪染めに用いられる濃いブラウンに頼らず、ファッションカラーらしいやわらかさや透明感を表現しながら、白髪を「カバーする・なじませる・ぼかす」という幅広い仕上がりを目指せるカラーです。
この記事では、全9色のラインナップ、2色の違い、ワンカラー白髪ぼかしの考え方、サロンワークで参考にしたい施術レシピまで詳しく解説します。
コレストン パーフェクト+に加わる新色は2色相・全9色
今回追加されるのは、ニュートラルなグレージュブラウンの「/ 79 ノーブルブラウン」と、ピンクを含んだバイオレットグレージュの「/ 86 モーヴ」です。
| 新色 | 色の特徴 | 明度展開 | 向いている仕上がり |
| / 79 ノーブルブラウン | ニュートラルな無彩色グレージュブラウン | 6・7・8・9・10 | 自然な白髪カバーから明るい白髪ぼかしまで |
| / 86 モーヴ | ピンクみを加えたバイオレットグレージュ | 6・8・10・12 | 黄みを抑えた、まろやかでやわらかなグレージュ |
ノーブルブラウンは5色、モーヴは4色の合計9色。
白髪率やアンダーレベル、求めるカバー力に合わせて選べる構成です。
LUXE COLOR COLLECTION(リュクスカラーコレクション)とは?
リュクスカラーコレクションは、暗く隠す白髪染めから一歩進み、「白髪ぼかし」や「白髪活かし」といった脱白髪染めカラーデザインに対応するために開発されたシリーズです。
白髪のある髪は、黒髪・白髪・既染毛、場合によってはブリーチ毛が混在します。
それぞれ明るさやアンダーが異なるため、同じ薬剤を塗布しても色の見え方がばらつきやすく、薬剤選定が難しくなります。
リュクスカラーは、こうした複雑な素材をなじませ、白髪染め特有の重さを抑えながら、透明感のある仕上がりを目指せるのが特徴です。
従来のリュクスシルバー、リュクスグレイ、リュクスアッシュ、リュクスベージュに新2色が加わることで、クールなグレイからやわらかなグレージュ、ナチュラルなベージュまで提案の幅が広がります。
ワンカラー白髪ぼかしとは?白髪染め・ハイライトとの違い
ここでいうワンカラー白髪ぼかしとは、ハイライトやブリーチワークを組み合わせず、基本的に1回のカラー工程で白髪と黒髪のコントラストをやわらげる方法です。
白髪を濃く染め切るのではなく、白髪・黒髪・既染毛の明るさと色味を近づけ、全体の中に自然になじませていきます。
| 方法 | 主な目的 | 仕上がりの特徴 | 施術上のポイント |
| 一般的な白髪染め | 白髪をしっかり隠す | 深みのある落ち着いた色になりやすい | 高いカバー力を求める方に向く |
| 白髪ぼかしハイライト | 明るい筋をつくり、白髪との明度差を弱める | 立体感や高いデザイン性を表現しやすい | ブリーチ履歴やダメージ、施術時間への配慮が必要 |
| ワンカラー白髪ぼかし | 白髪を染めすぎず、黒髪や既染毛となじませる | 自然な明るさ、やわらかさ、透明感を出しやすい | 白髪率・既染履歴・希望するカバー感の見極めが重要 |
ワンカラー白髪ぼかしは、白髪が気になり始めたファーストグレイのお客様、派手なハイライトを望まない方、ブリーチを避けたい方に提案しやすい方法です。
一方で、白髪を完全に隠したい場合や、強い明度差・筋感のあるデザインを求める場合は、従来の白髪染めやハイライトのほうが適するケースもあります。
どの方法が優れているかではなく、お客様が白髪を「隠したい・なじませたい・活かしたい」のどこを目指すかで選ぶことが大切です。
新色のポイントは「シンクロベース」
一般的な白髪染めは、白髪をしっかり染めるために濃いブラウンの染料を組み込みます。
カバー力を出しやすい一方で、仕上がりが暗く、硬く見えることがあります。
新色のノーブルブラウンとモーヴでは、濃いブラウンに頼るのではなく、色相・彩度・染料濃度と補色のバランスを整えた「シンクロベース」を採用。
白髪と黒髪、既染毛それぞれの見え方を調和させ、ファッションカラーらしい自然な明るさと、やわらかく透明感のあるグレージュを目指しています。
この設計により、単に白髪を隠すだけでなく、低明度では自然にカバーし、高明度では白髪を軽やかになじませるという使い分けがしやすくなっています。
/ 79 ノーブルブラウン|白髪のカバーからぼかしまで使いやすい
/ 79 ノーブルブラウンは、黄・赤・青のどれかに強く偏りにくい、ニュートラルな無彩色グレージュブラウンです。
ブラウンでありながら硬さや重さを感じにくく、やわらかくまろやかなニュアンスを表現。
白髪のカバーから、明るさを残した白髪ぼかしまで幅広く対応します。
褪色時に白髪部分がイエローやマットに寄りにくいよう設計されているのもポイントです。
ノーブルブラウンが向いているお客様
- 白髪を自然にカバーしたい
- 暗く重たい印象にはしたくない
- 赤みや黄みに偏りすぎないブラウンを求めている
- 派手にならない、上品なグレージュにしたい
- 白髪染めから白髪ぼかしへ少しずつ移行したい
根元 9 / 79[OX 6%] 既染毛 9 / 79[OX 3%]
ノーブルブラウンの明度展開
低 〜 中明度では白髪をカバーしながら重く見せにくく、中 〜 高明度では黒髪・白髪・既染毛を明るくなじませる提案に活用できます。
/ 86 モーヴ|黄みを抑えた、まろやかなバイオレットグレージュ
/ 86 モーヴは、ピンクみを加えたバイオレットグレージュです。
補色となるバイオレットが、既染毛やブリーチ部分に残りやすい黄みを抑え、白髪部分のギラつきをなじませます。
紫を強く見せるというより、全体をまろやかでやわらかなグレージュへ整えたいときに使いやすい色です。
残留しにくいシェード設計のため、褪色後のカラーチェンジを考えた提案にも取り入れやすく、大人世代の肌をくすませにくい、やわらかな印象を目指せます。
モーヴが向いているお客様
根元 6 / 86[OX 6%] 既染毛 8 / 86[OX 3%]
- 既染毛の黄みやオレンジみが気になる
- 白髪部分の黄ばみやギラつきを抑えたい
- 寒色に寄りすぎないグレージュを求めている
- やわらかく上品な印象にしたい
- ナチュラルなカラーに少しだけ色味を加えたい
モーヴの明度展開
6・8レベルは白髪をなじませながら落ち着いた透明感を、10・12レベルはより軽さのあるモーヴグレージュや既染部への色補正を狙う際の選択肢になります。
ノーブルブラウンとモーヴはどう使い分ける?
2色で迷ったときは、「自然なブラウン感」と「黄みを抑えたやわらかさ」のどちらを優先するかで考えると選びやすくなります。
| お客様の希望・髪の状態 | おすすめ |
| 自然で上品なブラウンにしたい | / 79 ノーブルブラウン |
| 白髪をある程度カバーしながら、重さを抑えたい | / 79 ノーブルブラウン |
| 赤み・黄みのどちらにも偏りすぎたくない | / 79 ノーブルブラウン |
| 既染毛や白髪の黄みが気になる | / 86 モーヴ |
| やわらかなバイオレットグレージュにしたい | / 86 モーヴ |
| 肌映りを考え、まろやかな印象に整えたい | / 86 モーヴ |
ノーブルブラウンは、ナチュラル志向のお客様や白髪染めからの移行に取り入れやすい色。
モーヴは、黄みを補正しながらグレージュらしいやわらかさを加えたいときに使いやすい色と整理できます。
ベースとなるコレストン パーフェクト+の特徴
新色には、コレストン パーフェクト+のピュアバランステクノロジーが採用されています。
毛髪内に存在する金属イオン(銅)を封鎖し、過酸化水素との反応によって生じるフリーラジカルの発生を抑制。
染料の正確な結合をサポートすることで、根元から毛先まで均一で狙い通りの色表現と、8週間の色持ちを目指しています。
また、従来品のコレストン パーフェクトJと比べてアンモニア臭を65%カット。
カラー剤の混ぜやすさや塗布のしやすさにも配慮されています。
※8週間の色持ちは8Lv前後の薬剤でのテストによるものです。アンモニア臭の比較対象は従来品「コレストン パーフェクトJ」です。
サロンワークで確認したい4つのポイント
新色を使用する際は、色番号だけで判断せず、次の4点をカウンセリングと毛髪診断で確認しましょう。
1.白髪率と白髪の分布
同じ白髪率でも、顔まわりに集中している場合と全体に分散している場合では、仕上がりの見え方が異なります。
2.白髪をどこまで染めたいか
「しっかり隠す」 「自然になじませる」 「白髪を活かす」のどこを目指すか共有します。
3.既染履歴と残留色素 濃い白髪染めの履歴がある場合、毛先に残ったブラウンが透明感の表現に影響することがあります。
4.希望明度と髪のコンディション 根元と既染部でOX濃度や薬剤レベルを調整し、必要以上に既染部へ負担をかけない設計を行います。
実際の施術では、髪質、白髪率、既染履歴、アンダーレベル、ダメージ状態を確認し、必要に応じて毛束テストを行ってください。
よくある質問
Q. ワンカラー白髪ぼかしなら、必ずブリーチは不要ですか?
今回紹介する方法は、ハイライトやブリーチワークを行わず、ファッションカラーで白髪をなじませる提案です。
ただし、濃い白髪染めの残留がある髪を大きく明るくしたい場合や、強い筋感・高明度を求める場合は、履歴に応じた脱染やブリーチが必要になることがあります。
Q. ノーブルブラウンで白髪をしっかり染められますか?
/ 79 ノーブルブラウンは、白髪のカバーからぼかしまで幅広いニーズに対応する設計です。
ただし、染まり方は白髪率、髪質、選ぶ明度、放置時間などで変わります。
カバー力を優先する場合は低 〜 中明度を軸に選定してください。
Q. モーヴは紫が強く出ませんか?
/ 86 モーヴは、鮮やかな紫を前面に出す色というより、ピンクを含んだバイオレットで黄みを補正し、まろやかなグレージュを表現するシェードです。
アンダーや白髪率によって色の見え方が異なるため、希望色とのすり合わせが必要です。
まとめ|新色2色で、白髪ぼかしをもっと自然に、もっと自由に
2026年10月1日に発売されるウエラ コレストン パーフェクト+の新色は、白髪を暗く隠すだけではなく、ファッションカラーらしいやわらかさや透明感を残しながら白髪をなじませたいときに活用できる2色です。
- / 79 ノーブルブラウン:ニュートラルなグレージュブラウン。自然なカバーから明るい白髪ぼかしまで幅広く対応
- / 86 モーヴ:ピンクを含んだバイオレットグレージュ。黄みを抑え、まろやかでやわらかな印象を表現
白髪を「隠す」 「なじませる」 「活かす」。
お客様が求める見え方に合わせ、ワンカラー白髪ぼかしの選択肢を広げてみてはいかがでしょうか。