ナプラ N. REFLET COLOR(エヌドット ルフレカラー)に、2026年秋冬の新色として「プラムトープ」と「マリーゴールド」が加わります。
プラムトープは、紫のツヤをまとったニュアンスブラウン。
マリーゴールドは、フレッシュな可愛さを引き出す高彩度オレンジです。
方向性の異なる2色ですが、どちらも単品で色味を表現しやすく、既存色と組み合わせればベースの赤みや求める質感に合わせた調整ができます。
ブリーチデザインだけでなく、ブリーチなしの提案にも取り入れられるのが特徴です。
この記事では、2色の違い、全8アイテムの明度展開、染料設計、アンダー別の配合レシピ、塗布時のポイントを美容師・理容師向けに解説します。
N.ルフレカラーとは?高彩度とシアーな質感を両立するカラー剤
N.ルフレカラーは、にごりの少ないクリアな発色と、透けるようなシアー感を特徴とする高彩度・高発色ヘアカラーです。
ビビッドな色を強く見せるだけではなく、軽やかな質感やツヤまで含めてデザインしやすいよう設計されています。
ナチュラルトーンからブリーチオンカラー、アクセントカラーまで、幅広い提案へ活用できます。
毛髪内部へ染料を届けるアルカリ処方
ルフレカラーは、毛髪内部への染料の浸透とクリアな発色を考えたアルカリ処方です。
ベースの明度や残留色素を見極めながら薬剤を選ぶことで、高彩度色でも求めるイメージへ近づけやすくなります。
新色も単品使用だけでなく、色相環を意識した既存色とのミックスに対応しています。
Protesil®が毛髪表面の「面」を整える
毛髪保護成分として、クロスポリマーのProtesil®(加水分解シルク / PGプロピルメチルシランジオール)を配合しています。
毛髪表面を均一にコートして「面」を整え、光の乱反射を抑える設計となっています。
反射光を生かして、カラーの発色とツヤをきれいに見せる考え方です。
加水分解ローヤルゼリータンパク液を配合
保湿成分として、加水分解ローヤルゼリータンパク液を配合しています。
高発色を追求しながら、カラー施術時の頭皮にも配慮した処方です。
ただし、刺激やアレルギー反応が起こらないことを保証するものではありません。
使用説明書に従い、施術前の確認と皮膚アレルギー試験を行う必要があります。
新色2色の違いを比較
| 比較項目 | プラムトープ | マリーゴールド |
| 色の方向性 | 紫みを帯びたニュアンスブラウン | わずかに赤みを含む高彩度オレンジ |
| 仕上がりの印象 | 上品、やわらかい、ツヤ、落ち着き | フレッシュ、明るい、可愛い、存在感 |
| 明度展開 | 3・5・7・9・13レベル | 7・9・13レベル |
| 単品使用 | ツヤ感のあるブラウンを表現 | 鮮やかなオレンジを表現 |
| ミックス | 寒色やブラウンと組み合わせやすい | 暖色、クリア、バイオレットと組み合わせやすい |
| ブリーチなし | 低明度のニュアンスブラウンに活用 | あたたかみのある暖色提案に活用 |
| ブリーチあり | 紫の透明感ややわらかなツヤを表現 | 高彩度で鮮やかなオレンジを表現 |
| 提案しやすい場面 | 大人世代、ツヤ重視、赤みを調整したブラウン | 暖色デザイン、アクセントカラー、イメージチェンジ |
同じ高発色カラーでも、プラムトープは「質感とツヤを見せるブラウン」、マリーゴールドは「色そのものを楽しむオレンジ」と考えると、使い分けやすくなります。
プラムトープ|紫のツヤをまとうニュアンスブラウン
プラムトープは、紫みを帯びたニュアンスブラウンです。
紫のニュアンスが黄みに寄りすぎるのを抑えながら、髪へツヤとやわらかさを感じさせる色味を表現します。
強いグレージュのようにくすませるのではなく、ブラウンの落ち着きと紫の洗練を両立しやすいのが特徴です。
プラムトープの3つの特徴
1. 単品でツヤ感のあるブラウンを表現できる
プラムトープは、複数の染料を組み合わせたブラウン設計です。
単品でも紫のニュアンスと深みを表現できるため、複雑な配合を増やさずに、ツヤ感のある上品なブラウンを提案できます。
2. 既存色とのミックスでブラウンの幅を広げられる
フォグを組み合わせれば、くすみと透け感を加えたブラウンへ。
コバルトを少量加えれば、ベースの赤みを抑えながら濃さを残したブラウンへ調整できます。
チェスナットなどの既存ブラウンと同様に、単品だけでなく他色のニュアンス調整にも活用しやすい色です。
3. 大人世代のカラーデザインにも活用しやすい
暗めの3レベルから明るい13レベルまで展開しているため、落ち着いたツヤ感から透明感のあるブラウンまで提案できます。
資料では、大人世代のグレイカラー提案への活用も示されています。
ただし、N.ルフレカラーは白髪染め専用ラインではありません。
白髪量、既染部、求めるカバー力を確認し、必要に応じてグレイカラー対応製品との使い分けを行いましょう。
マリーゴールド|フレッシュで可愛い高彩度オレンジ
マリーゴールドは、わずかに赤みを含む高彩度オレンジです。
肌なじみのよいやわらかさを持ちながら、鮮やかなオレンジの存在感をしっかり表現します。
ブリーチ毛では目を引く高発色に、ブリーチなしではあたたかみを感じる暖色カラーとして活用できます。
マリーゴールドの3つの特徴
1. オレンジらしさを主役にした高彩度設計
コントロールカラーの「オレンジ」より奥行きがあり、ピンクを含むレッドオレンジの「スカーレット」より赤みに寄りすぎない設計です。
「赤ではなく、しっかりオレンジを感じたい」 「鮮やかでも親しみやすい印象にしたい」という要望に応えやすい色です。
2. ブリーチの有無を問わず提案できる
ブリーチ毛では高彩度の鮮やかなオレンジ、ブリーチなしではベースのブラウンと重なったあたたかなオレンジブラウンを表現します。
同じ薬剤でもベースによって見え方は大きく異なるため、カウンセリングでは参考写真だけでなく、現在のアンダーで表現できる彩度も共有しましょう。
3. 褪色過程も提案に含めやすい
褪色時に自然に抜けていく色設計になっています。
鮮やかな仕上がりだけでなく、次回来店までの色の変化も説明しておくと、暖色カラーを初めて選ぶお客様にも提案しやすくなります。
ただし、褪色速度や残留は毛髪状態、履歴、ホームケアによって異なります。
高明度のマリーゴールドで塗布ムラを防ぐポイント
16レベル以上のブリーチアンダーでは、ダメージが進んだ毛先ほど薬剤をはじいたり、染料が流れたりして、想定より薄く染まる場合があります。
その場合は、次の順番で施術してみてください。
- 褪色やダメージが気になる表面のセクションから塗布する
- 中間から毛先まで一気に塗布する
- クロスチェックしながら根元の境目付近へ塗布する
これは、ブリーチ履歴のある17レベルのデザインカラーを想定した手順です。
すべての毛髪へ一律に適用するものではありません。
ナチュラル系のオンカラーや、しっかりトーンダウンする場合は、根元から中間、毛先の順が推奨されるケースもあります。
毛髪の吸い込み、残留色素、ダメージ差を確認し、塗布順と薬剤量を判断してください。
プラムトープとマリーゴールドはどう使い分ける?
ツヤと落ち着きを優先するならプラムトープ
ブラウンをベースに上品なツヤや紫のニュアンスを加えたい場合は、プラムトープが適しています。
暗めのカラーを重く見せたくない方、黄みや赤みを調整しながらブラウンの幅を広げたい方、大人世代へ新しいツヤ感カラーを提案したい場合に選びやすい色です。
鮮やかさとイメージチェンジを優先するならマリーゴールド
暖色を主役にしたい場合や、ブリーチデザインで存在感を出したい場合はマリーゴールドが適しています。
インナーカラー、フェイスフレーミング、ポイントカラーのほか、全体を明るくフレッシュな印象へ変えたい場合にも活用できます。
ミックスで既存メニューの幅を広げる
新色を単独のメニューとして扱うだけでなく、既存のブラウンやベージュ、暖色カラーへ少量組み合わせる方法もあります。
プラムトープはブラウンのツヤと紫のニュアンス調整、マリーゴールドは暖色の彩度とオレンジ感の調整に使えるため、サロンですでに使用しているルフレカラーのレシピへ取り入れやすいでしょう。
質感を見せるプラムトープと、色を楽しむマリーゴールド
N.ルフレカラーの2026年新色は、紫のツヤを帯びたニュアンスブラウン「プラムトープ」と、わずかに赤みを含む高彩度オレンジ「マリーゴールド」です。
プラムトープは3・5・7・9・13レベルの5種類。
単品でツヤ感のあるブラウンを表現でき、寒色やブラウンとのミックスにも活用できます。
マリーゴールドは7・9・13レベルの3種類。
ブリーチの有無を問わず暖色提案へ取り入れられ、特にブリーチベースでは鮮やかなオレンジの存在感を楽しめます。
落ち着きとツヤを求めるお客様にはプラムトープ、鮮やかでフレッシュな変化を求めるお客様にはマリーゴールド。
異なる2色を加えることで、秋冬のカラーデザインとカウンセリングの幅を広げられます。